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プロフィール

井上 浩之

Hiroyuki Inoue

パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング認定コーチの井上浩之です。

元システムエンジニア、地方自治体人事担当としての豊富な経験を活かし、行政組織のDX推進、人財育成、組織変革に貢献してきました。 特に、コーチングの専門家として、組織のマインド変革を通じて持続的な発展を支援しています。

私はコーチングの創始者ルー・タイスのレガシーを受け継ぐTICEコーチとして、組織、個人のパフォーマンス向上に力を注いでいます。

【保有資格等】

• パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング by Dr. Tomabechi & Louis E. Tice™認定コーチ

• TPIE(セルフコーチングプログラム)ディプロマ認定

• CCCP(組織コーチングプログラム)修了

• PX2(教育コーチングプログラム)修了

• 国家資格キャリアコンサルタント

• 公務人材研修センター 講師

「本当の自分」を思い出す旅
──20年の闇を抜けて見つけた再生の道

私は群馬の片田舎で育ちました。
田んぼと山に囲まれた静かな土地で、幼い私はどこか「周りと違う」感覚を持って生きていました。
自分の中に確かにある“何か”に気づきながらも、それをどう扱えばいいのか、わからずにいました。

小学校2年生のある日、私は学級委員長に選ばれました。
当時の担任の先生が言ってくれた「君ならできる」という一言は、まるで人生に光が差し込むような体験でした。
心の奥深くに何かが届いた瞬間。
「ああ、自分を信じてくれる人がいるんだ」と思えた、私にとって“最初のコーチング”のような出来事でした。

しかしその光は、長くは続きませんでした。
小学校4年生の時、別の担任教師から厳しい叱責と体罰を受けた私は、強烈なメッセージを心に刻んでしまったのです。
――「素直な気持ちを出すと人を傷つける。目立つと自分が傷つく。だから、心を閉じて生きなければならない」――。

その日から、私は自分の感情を押し殺し、“無難に目立たず”生きることを選びました。
心を凍らせたまま、まるで冬眠するように、私は精神的な引きこもりの時間を20年近く過ごすことになります。

大学進学で東京に出て、社会に出ても、人間関係はいつもどこか他人行儀。
本音を見せるのが怖くて、誰といても孤独でした。
財閥系企業でエンジニアとして働き、のちに自治体へ転職して組織変革に携わるようになると、仕事の上では成果も出せるようになりました。でも、どれだけ周囲に評価されても、内側の「虚しさ」は消えなかったのです。

そんな私に、転機が訪れたのは30代半ば。
ある日ふと出会った“認知科学に基づく本物のコーチング”が、心に残っていた固い氷を溶かしてくれました。
――「ああ、ようやく、本当の自分に戻れるかもしれない」。
そう思えた瞬間でした。

思えば私は、幼少期に一瞬だけ光を浴び、その後20年以上を地中で過ごした“蝉”のような人生でした。
けれど今、私は再び地上に出て、ほんの数週間の命かもしれない「今この瞬間」を本物の自分として生きています。

「変わりたいけど、変われない」。
その苦しさを、私は20年もの間抱えてきました。
そして、ようやく「本当に変われる方法」に出会いました。だからこそ、今、同じように苦しんでいる人に伝えたいのです。

あなたは変われます。

偽りの自分ではなく、あなたの本当の光を取り戻して生きることができます。
私がそうだったように。

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